エイゴエホンのキロク

アメリカでの絵本や育児にまつわる体験をゆるーくつづっています

アメリカの図書館って素晴らしい

小学校の時、よく図書館でちょっとでも大きな声を出そうものなら、学級委員的な子に、「しーーーーっ!」って言われませんでしたか?w 

 

私は、子供の頃から、図書館に住みたいと切望するほど、図書館という空間が好きでした。天井まで並ぶ大量の本、(私の通った小学校の図書館は古かったので)ちょっとじめっとした古臭い部屋全体の匂いとか、作られた独特の静寂の空間とか、話をする人も悪いことをしているかのように、明らかにヒソヒソと話す感じとか、とにかく図書館が作り出すすべての要素が好きでした。夏の暑い日も冷房が利いてるし、冬も温かいし、ちょっと休憩に行くにも最適の場所だったんです。(何時間滞在しても、無料だしw)

 

でも、猿娘が生まれて、一緒に図書館に行くようになって、子連れ(特に子供が小さいと)日本の図書館ってハードル高いな…と感じます。泣いちゃったりすると、周りに謝りつつ、ささっと外に出るとか。

日本の図書館=静かに読書をする、黙々と勉強をする場所ですよね。

もしくは、読み聞かせ会の時には、特定のお部屋だけは騒いでもいいとか。

 

アメリカの図書館はどうなのか?というと、今までの5つくらいの図書館に行きましたが、全ての図書館で、キッズスペースがありました。

子供は騒ぐもの、歌うもの、泣くもの、おしゃべりするもの。そんなの当たり前でしょ、と言わんばかりです。

 

私の一番のお気に入りの図書館は、2階建てで、1階が大人用、2階はすべて子供のための本、子供ためのスペースになっていました。みんな、普通におしゃべりしながら、自由に遊べます。いわゆる知育おもちゃもたくさんあって、おもちゃをほとんど買ってもらっていない猿娘は毎回大興奮w

猿娘は、保育園や幼稚園など集団生活を行ったことがないため、こういうスペースで、おもちゃをシェアして、他の子供たちと遊ぶこと、自分より小さい子にはおもちゃを貸してあげることなどを学ぶ良い機会になります。

そして、タブレットやPCなどが常設されていて、そこに入っているアプリやゲームなどで、色や形、数字を遊びながら学ぶことも可能です。

場所によっては、定期的に自由に使って遊んでもいいクラフトの材料なども提供してくれるため、工作好きの娘は、結構こういうものにお世話になっています。

なんだかアメリカの図書館って、子供に至れり尽くせりだなぁ、といつも感じます。

 

f:id:nookroom:20160227010144j:plain

 キッズスペースの溢れるおもちゃにウホウホな娘w

f:id:nookroom:20160227010657j:plain

無料で提供されているクラフト材料、ありがたやー。

f:id:nookroom:20160227010842j:plain

図書館でよく見かけるお店屋さん。

子供ってどうしてあんなにお店屋さんごっこが好きなんですかね??

 

日本の図書館にはほとんど行ったことがないので、子供へのサービスがどのようなものなのか分かりませんが、(もちろん、公共の場所で無駄に騒がないように教えることが必要であることは前提ですが)小さな子供に四六時中「しーーーーっ!」と言っていなければならない、言われなければならないストレスから、親も子も解放され、子供本来の姿で、本に囲まれた環境に身を置くことができる点で、アメリカの図書館は素晴らしいと日々感じます。

 

 

 

図書館の素晴らしさをお伝えするのに熱くなりすぎて、長くなってしまったため、図書館で行われるStorytimeについては次回ということで…