エイゴエホンのキロク

アメリカでの絵本や育児にまつわる体験をゆるーくつづっています

マッチングゲームを作ってみる 【Blue Hat, Green Hat (Boynton Board Books)】

色の名まえがずいぶんとわかり始めた猿娘。ちょうどいいエホンを見つけたので、マッチングゲームを作ることにしました。娘もクラフトは大好きなので、こういう作業は一緒にできて、雨続きの時などにとても助かります。

※エイゴは基本的に教えていませんが、色、数字、動物の名まえや鳴き声などは、エイゴと日本語と両方使っています。娘の頭の中では完全に混ざってしまっていて、

「ワン、ツー、スリー、・・・・ハチ、ナナ…テン!」(日英まぜこぜ、数字も行ったり来たりだったりw)

「これ何?」「アヒル!」「なんて鳴くの?」「Duck!Duck!」(おしい!両方、名まえ!とかw)

 

さて、Matching Gameですが、書店などで、きちんとしたものも、15ドルほどで販売されています。です、作った方が楽しいし、お財布に優しい(ここがかなり重要w)。それに、我が家は、子供のおもちゃを対象年齢よりも半年ほど早く渡すことにしているので、たいていの場合、娘は初めて渡された時には、意図される遊び方ができない・・・本来の遊び方ができる前に、パーツやカードなどがどこかへ・・・ということが頻繁に起こります。(ただの親子の片づけがなってないだけ?)手作りなら、無くなったカードなどいくらでも追加で作れるし、一石二鳥。

 

今回のMatshing Game作りで利用したエホンはこちら。

Blue Hat, Green Hat (Boynton Board Books)

www.amazon.co.jp

4色の名まえ(赤、青、緑、黄色)と服(帽子、シャツ、ズボン、コート、靴下、靴)の繰り合わせしか出てきません。悶絶するくらい簡単エイゴエホンw

でも、おとぼけ者のターキー(かな?)の毎度のオチが、2歳の娘にはツボのようで、

OOPS!いう度に笑い転げてくれます。短く、テンポもよいし、同じ音の繰り返しなので、エイゴの分からない娘でも楽しく読むことができます。

著者のSandra Boyntonのエホンは、アメリカでも子供の読む定番のエホンのようで、リサイクルショップなどでも半端ない流通量です。Amazon Japanでも取り扱いは多いようですね。でも、翻訳は出ていないみたいだし(翻訳より、原文のままでエイゴの音やリズムを楽しむ本ということで翻訳がないのかな?)、日本ではそれほど人気がない??

日本に住む外国人のお友達の出産祝いなんかにもいいかもですね。1980年代に初版が出ているため、「私も子供の頃に読んだわー!」なんてこともきっとあるはず。

 

昨日の午前中、娘とワイワイ言いながら、完成したのがこちら

 

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写真を拡大すると、O型の雑な性格がにじみ出てるけど、2歳の娘が雑に遊ぶには十分のクオリテー(自画自賛w)。

 

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娘もお手伝いがてら、はさみの訓練。

 

作り方を説明する程でもないのですが、私は、スキャナ付きのプリンターとPCの一般的な機能しか使えないため、こんな具合で作りました。

  1. スキャナで画像を取り込む
  2. PCで同じ動物たちを同じ大きさになるように、縮小・拡大する
  3. いったんプリントアウトして、動物たちの形にそって切り抜き、同じ大きさの○(四角にした方が簡単だったと後で気が付いたけど、時すでに遅し・・・汗)に貼る
  4. 貼ったものをスキャナでPCに取り込み、BLUE HATなどの文字を入れ、プリントアウト。
  5. ○に切り抜いて、厚紙に貼る。私は、こちらで瓶ビールが入っている箱を利用しましたが、画用紙では少し頼りないけど、段ボールにすると切る時に発狂しそうになるため、気を付けてください。適度に強度があり、でも切りやすい、そんな厚紙があれば理想的。
  6. 絵の裏側に、同じ柄の包装紙や色紙などを貼る

そんなに大した工程ではありませんが、画像を一定の大きさにそろえるのが、まず面倒ではあります。Matching Gameとしてではなく、Sorting Game(分類を楽しむゲーム)として使うのであれば、大きさはバラバラでも問題ないはずですし、シンプルにエホンをコピーして、厚紙等に貼るだけでもできますね。

しかし、スキャナとかPCでの加工とかめんどくさいって方もいらっしゃるかも・・・ということで、雑だし、○で作っちゃったから、ちょっとその後の加工が手間だけど、それでもいいと方がいらしたら、私が加工したものをダウンロードできるようにしておきます。

※著作権とかややこしいこともあると思いますので、あくまでご自宅でお子さんと遊ぶための目的限定でご利用ください。

 

DROPBOXというドキュメントなどを共有できるオンラインのサービスを利用しています。

私自身は、アクセスして閲覧できたのですが、初めて利用したため、他の方も閲覧、ダウンロードできるのか、ちょっと不安・・・(でも、こういう不安を乗り越えないと一歩前には進めない…)

もし、エラーになるよー、など問題がありましたら、コメント欄に残していただけると幸いです。

Dropbox - MATCHING_GAME_BLUEHAT_GREENHUT_BOYNTONSANDRA.pdf

 

さて、次回は、またエホンのことなど書きたいと思います。

次は、エイゴの分からない娘も楽しめる、体を使って読むエホン

エリック・カールのFrom Head To Toeについて。

 

あら、このゲームいいんじゃない?と思われたら

ポチッとお願いします。

 

どうしてエイゴを教えないの?

よく言われる、もしくは聞かれる、信じられていることですが、小さいうちに英語圏に渡り生活している猿娘のような子供たちは、

 

「もうエイゴ、ペラペラじゃない?」

 

娘と同じ年でも、滞在歴が短くとも、もっとエイゴに慣れている子、エイゴが「ぺらぺら」なお子さんもいます。私の知る限り、多くの場合で次の2つのケースです。

・家庭で片親の母国語がエイゴ。

例えば、母親とは日本語で、父親とはエイゴで会話する子供たちの場合。

・小さい時からローカルの幼稚園や保育園に通っている。

 

極々まれなケースだと思いますが、両親ともに英語以外の母国語を話すご家庭で、テレビからエイゴを習得したという4歳くらいの男の子に出会ったことがあります。

その子は、かなり社交的で、知らない大人、子供だれであろうと話しかけ、一緒に遊ぶ。外の公園などで遊ぶ際に、この子にとって、他の子供たちと楽しく遊ぶには、エイゴでのコミュニケーションが必要だったのか、いつも間にか外ではエイゴで話すようになったとのこと。

発音は、ほぼネイティブ、会話も全く問題なくで、家庭でエイゴを教えていない、使っていない、保育園にも行ってないのに、本人が必要だと感じれば、ここまでなるものなのかと驚いた経験でした。これは、稀なケースですが、どんなに小さくても、人間、必要となれば、勝手にできるよるになるという、まさに「必要は発明の母」的な事例ですよね。

 

猿娘は?というと、完全100%日本語w

以前、友人にどうしてエイゴを教えないの?ときかれたことがあるのですが、なぜって、私たち夫婦が、、「娘の第一言語(母国語)は、日本語であってほしい」と考えているからです。

夫は、「日本語の方が英語よりも後天的に習得するには難しい。英語なら、もっと大きくなってから学んでも、本人の努力次第で、生活や仕事に支障のない程度にはなれる」という至って理論的な考え。(さすが、理系人間。)

私の考えはというと、日本語って美しい言語で、日本語で日本人が表現しうる空気感とか風情とか、すごく好きなのです。娘にも、将来ぜひその美しさを感じられるようになってほしいなぁと。小さい時って、乾いたスポンジのように、いいことも悪いこともどんどん吸収して、自分の「感性」として取り込んでいる時期だと思うのです。その時期にできるだけ、多くの日本語に触れさせてあげて、日本語の良さや美しさを体の奥底というか、彼女の根幹に染み込ませてほしいというのが私の希望です。

もちろん、日本語ができないと彼女の祖父母や日本の親戚たちと会話できないという実際的な問題もあるのですが、できれば会話だけでなく、読み書きまで、年相応にはできるようになってほしいと願っています。日本語の美しさって、平仮名や漢字を含めて書き言葉にも溢れていると思うので。(夫とは真逆で、私は、ザ・文系人間w)

 

再来年、義務教育が始まれば、半年もしないうちにエイゴの方が強くなるでしょう。(多くの海外在住の友人たちが頭を抱えているように、子供の日本語力をどう伸ばすかは、海外在住の親の誰もが多かれ少なかれ抱える問題です。)遅かれ早かれ、そうなるなら、今はエイゴ教えなくてもいんじゃないか?しかも、小さいときにエイゴを話してても、日本に帰ればすぐに忘れちゃうしな…など、いろいろなことを考えると、エイゴを教えるということは、我が家のケースでは、「今」ではないのです。

そんなこんなで、我が家では、日本語ONLYでの生活です。

 

英語は、エホンを読むときと、図書館から借りてくるDVD、朝のニューズのみ。何年たっても、アメリカにいる限り、家庭内は日本語を貫き通す予定です。

この環境を活用しないのは、ちょっともったいないのかなと思うことあるけど、それが今後、娘を良い結果を導くと信じて。

 

でも、娘には将来怒られるかも。アメリカにいる間にもっとエイゴ環境にしてくれてば、こんなにエイゴに苦労しなかったのに!とか言われちゃったりしてw

 

そんな考え方もあるのね、

と思われたらポチッとお願いします。

楽しいSotrytimeを過ごすには

なかなか30分の壁が厚い娘、母が最初に考えたのが、まずは、歌を攻略すること。

 

子供向けのSotrytimeでは、何度も何度も同じ歌を歌ったり、かけたりしてくれます。

そして、多くの歌が、いわゆる「童謡」で、我々が桃太郎の歌が歌えるのと同じように、エイゴネイティブの人たちは、どれもほとんど歌えるんですよね。(ちなみに、手遊び歌もたくさんあります。)

ということは、適当に童謡のCDを流しておけば、娘にとっても耳になじみのある歌ができるに違いないと、そしたら少なくとも30分のうちの10分くらいは楽しめるんじゃないかと考えたんです。

幸い、図書館には、無料で借りられるCDもたくさんあり、家でとにかくCDをかけて、歌を調べて、私自身も一緒に歌えるようになるところからのスタート。

この作戦が功を奏して、それからしばらくして何とか歌は楽しんでくれるようになりました!

 

エイゴの分からない猿娘、いまだにStorytimeの本の部分は楽しんではくれませんが、歌はノリノリ。貸してくれるマラカスをしゃかしゃかふりながら、エイゴに似たエイゴでもなく、日本語でもない独自の歌詞を大声で歌って、周りのお母さま方の失笑を買っておりますが、いいんです!それでも!娘が楽しそうなら、何でもいい!

 

子供がエイゴエホンになかなか興味を示さないというお母さんは、今後、エイゴエホンに興味を示すかどうか保証はできませんがw、とりあえず歌から入ってみるという方法もありますーとゆるーく提案してみたりw

関連して、例えば、桃太郎の本と桃太郎の歌があるように、エイゴエホンには、童謡の歌詞がそのまま絵本になっているものがあります。まずは、歌を聞いて、お子さんと歌ってみて、それから絵本に向かうと絵本も楽しんでくれることが多いです。

 

 

でも、この提案、あながち間違いでもないというか、エイゴの書籍(絵本も含めて)は、マザーグースとシェイクスピアの影響を多分に受けているといわれており、絵本を読んでも、マザーグースは必ず出てきます。よって、小さいうちから、童謡に慣れておくことは、今後絶対に無駄にならない!というあくまで個人的見解w

 

でも、CDがないわ、とか、どんな曲がいいかわからないという方は、ご参考までに。

Mother Goose Club 

(最近、親子ともども一番のお気に入り。)

www.youtube.com

 

 

Little Baby Bum 

(公園で遊んでる子供が教えてくれたもので、我が家で最初に導入されたもの)

このWheels on the Busなどは、絵本もたくさん出ています。お子さんと初めてエイゴエホンに挑戦される場合などには最適かもしれません。

 

 

ふーんと思われた方は

ぽちっとお願いします。

アメリカの図書館でのStorytime

近所の公立図書館では、週に何度かSotrytimeと呼ばれる読み聞かせ会が開催されています。もちろん参加は無料で、各図書館がそれぞれ特色あるStorytimeを行っています。図書館以外では、例えば大Book Storeなどでも、定期的にStorytimeを開催しています。

 

我が家から徒歩圏内の図書館では、毎週火曜日 9時半~Baby Storytime(0カ月~1歳半)、10時半~Toddler Storytime(~3歳未満)、11時半~Preschool Storytime(3歳~5歳)という具合に、大まかに対象年齢が設定されていて、子供たちの年齢にあったStorytimeを選んで参加します。

設定年齢はあくまで目安なので、3歳でBaby Sotrytimeに参加してもいいし、お兄ちゃんのSotrytimeに一緒に連れられて、1歳でPreschool Storytimeに参加という子もたくさんいます。9時半から11時半まで全て参加してもいいし、要するに自由ですw

時間はだいたい30分。設定年齢に合わせて、読む本の難易度や本の数が変わってきます。小さい子用の時間は、本が2、3冊くらいに、手遊びや歌などが多く取り入れられていて、子供が飽きずに30分過ごせるように工夫してくれています。

 

その他、Story&Art(通常のStorytimeの後に、簡単なクラフトをさせてくれる)とか、Mother Goose Storytime(マザーグースにまつわる音楽や物語などを中心にStorytimeが構成されている)もあったりします。大手のBook StoreでのStorytimeでは、最後に飴をくれたり、子供の心をつかむサービスがあります。(飴を食べさせたくない親には歓迎できないサービスだけどw、子供は大喜び)

 

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この時のお話が、Red Big Dog Cliffordだったので、Cliffordのぬいぐるみが小道具として登場。子供の興味を引き付けることがとても上手です!

音楽をガンガンかけて、マラカスを振って踊れ、歌えの大騒ぎのSotrytime。

 

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鳴り物は、どこの図書館のStorytimeでも定番の小物。子供たちも大好き。

 

 

一番最初に猿娘をStorytimeに連れて行ったのは、1歳半過ぎた頃。

そもそも、たくさん知らない人や子供がいる一か所に座って、一定時間を過ごすという経験のなかった娘。最初は、挙動不審、落ち着きなく、30分待たずして途中退席w

 

何度連れて行っても、途中で挫折。心が折れそうになりました。

いや、何度が折れたなw こんなに嫌がるのに、連れてくる意味があるのかなと…

しかし、

・子供がたくさんいる集団に慣れること

・決められた一定時間をその場所で過ごすこと

・エイゴを理解せずとも、耳が嫌がらないようになること

そして、

・母が楽しいから、参加し続けたいこと←ここが一番重要w

などいろいろなことに思いめぐらせ、負けず嫌いの母は、こうなったら何が何でも、娘が30分楽しめるようになるまでやってやる…と決めましたw

 

またまた長くなってしまいそうなので、私の行った作戦は、また次回。

 

アメリカの図書館って素晴らしい

小学校の時、よく図書館でちょっとでも大きな声を出そうものなら、学級委員的な子に、「しーーーーっ!」って言われませんでしたか?w 

 

私は、子供の頃から、図書館に住みたいと切望するほど、図書館という空間が好きでした。天井まで並ぶ大量の本、(私の通った小学校の図書館は古かったので)ちょっとじめっとした古臭い部屋全体の匂いとか、作られた独特の静寂の空間とか、話をする人も悪いことをしているかのように、明らかにヒソヒソと話す感じとか、とにかく図書館が作り出すすべての要素が好きでした。夏の暑い日も冷房が利いてるし、冬も温かいし、ちょっと休憩に行くにも最適の場所だったんです。(何時間滞在しても、無料だしw)

 

でも、猿娘が生まれて、一緒に図書館に行くようになって、子連れ(特に子供が小さいと)日本の図書館ってハードル高いな…と感じます。泣いちゃったりすると、周りに謝りつつ、ささっと外に出るとか。

日本の図書館=静かに読書をする、黙々と勉強をする場所ですよね。

もしくは、読み聞かせ会の時には、特定のお部屋だけは騒いでもいいとか。

 

アメリカの図書館はどうなのか?というと、今までの5つくらいの図書館に行きましたが、全ての図書館で、キッズスペースがありました。

子供は騒ぐもの、歌うもの、泣くもの、おしゃべりするもの。そんなの当たり前でしょ、と言わんばかりです。

 

私の一番のお気に入りの図書館は、2階建てで、1階が大人用、2階はすべて子供のための本、子供ためのスペースになっていました。みんな、普通におしゃべりしながら、自由に遊べます。いわゆる知育おもちゃもたくさんあって、おもちゃをほとんど買ってもらっていない猿娘は毎回大興奮w

猿娘は、保育園や幼稚園など集団生活を行ったことがないため、こういうスペースで、おもちゃをシェアして、他の子供たちと遊ぶこと、自分より小さい子にはおもちゃを貸してあげることなどを学ぶ良い機会になります。

そして、タブレットやPCなどが常設されていて、そこに入っているアプリやゲームなどで、色や形、数字を遊びながら学ぶことも可能です。

場所によっては、定期的に自由に使って遊んでもいいクラフトの材料なども提供してくれるため、工作好きの娘は、結構こういうものにお世話になっています。

なんだかアメリカの図書館って、子供に至れり尽くせりだなぁ、といつも感じます。

 

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 キッズスペースの溢れるおもちゃにウホウホな娘w

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無料で提供されているクラフト材料、ありがたやー。

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図書館でよく見かけるお店屋さん。

子供ってどうしてあんなにお店屋さんごっこが好きなんですかね??

 

日本の図書館にはほとんど行ったことがないので、子供へのサービスがどのようなものなのか分かりませんが、(もちろん、公共の場所で無駄に騒がないように教えることが必要であることは前提ですが)小さな子供に四六時中「しーーーーっ!」と言っていなければならない、言われなければならないストレスから、親も子も解放され、子供本来の姿で、本に囲まれた環境に身を置くことができる点で、アメリカの図書館は素晴らしいと日々感じます。

 

 

 

図書館の素晴らしさをお伝えするのに熱くなりすぎて、長くなってしまったため、図書館で行われるStorytimeについては次回ということで…

 

 

ジワジワくる物語 Corduroy

 日本でも長く愛読されているドン・フリーマン「くまのコールテンくん」。

アメリカでも根強い人気の物語です。

 

猿娘に絵本を読んであげようと思い始めたばかりの頃、どんな絵本がよいのだろうといろいろと調べたことがあります。結構な数の児童書について書かれているサイトに訪問してみてわかったことは…

 

良書は、どのサイトでもお目にかかる

 

という当たり前だけど、それまで気が付いていなかった点w

このDon FreemanのCorduroyも、30 Best Books For Toddlers(幼児に読ませたい絵本 ベスト30)とか、そりゃ何度も何度も色んな人が紹介していました。

 

実を言うと、子供への読み聞かせの良書として、よくお目にかかっていたのですが、絵本ってもっと明るい色使いで眺めているだけでも、気持ちが明るくなるものだと思っていたため、この表紙の物憂げなクマや物語の挿絵もちょっと寂しげというか、暗い感じが好きではなく、ずーっと手に取ることもなく…

 

たまたま、リサイクルショップで、状態もよく、かなりお手頃なお値段のものを発見したので、まー、このくらいなら買ってもいいかな程度の気持ちで購入。

 

買ったその日に猿娘に読むようにお願いされ、読んだところ…

 

やっぱり、くらーーーーーい!なんじゃ、この話はーーーーー!

 

と思ったのです。

でも、私の気持ちとは裏腹に、娘は気に入ったらしく、それからしばらく何度も何度も読めと持ってくる訳です。(ちなみに、娘はエイゴがわからないので、エイゴでよむのではなく、即興で適当に訳して読んでいます。)

 

すると、あら、不思議…

なにかしら、この心にちょこっとずつ広がる温かいものは…?

 

ジワジワとこの物憂げなクマが、私の心に浸透してきて、

 

あれ、もしかして、このクマ、かわいい?

このお話、良くない?

 

みたいなねw

 

派手なお話しではありません。

何のハプニングのないし、むしろ地味なお話しなんです。

コールテンくんを連れて帰った女の子もブロンドの白人の女の子でもなく、その子のおうちも決して裕福ではありません。(←これは、自分がアメリカで生活してみて、実生活から気が付いたことです。このお話しも面白いのでまた後日書きたいと思います。)

 

何度でも言います。実にじみーーーーーな話ですw

 

何がそんなにいいの?と言われると困るんですが、コールテンくんの純粋な感じとか、ずっと売れ残っていたクマのぬいぐるみを大切におうちに連れて帰る様子とか、なんとも子供らしいんですよね。

 

クリスマスプレゼント何がいい?

タブレット。

 

とかそういう会話なんて微塵も存在しない世界がそこにあるというか。

読後、懐かしく、慎ましながらも温かい気持ちに包まれる物語です。

 

www.amazon.co.jp

 

きっかけ We're Going on a Bear Hunt

もし友人にお勧めの絵本は?と聞かれたら

間違いなく、”We're Going on a Bear Hunt”を勧めます。

 

って、唐突ですねw

 

この絵本、実は、猿娘が初めてフレーズを暗記したものの一つで、

暗記するくらい何度も何度も読んだ代物。

 

※娘は、アメリカで人生の2/3の期間を過ごしていますが、我が家の方針で英語を教えていないため、英語は今でもわかりません。アメリカにいるのに、なんでエイゴを教えないの、もったいない!と思われる方もいらっしゃるかもですが、その話はまた今度。

 

話を絵本に戻します。

この絵本、なぜおススメかというと、クマかわいー♡オチこれかいっ!って物語の良さももちろんですが、個人的にはこれが最大の理由です。

www.youtube.com

このおじさんの語り、おもしろすぎませんかw

私、このおじさんにはまりすぎて、娘に読むとき、まさにこのおじさんになってますw

 

物語を読むというより、物語を歌うという発想。

娘は、エイゴがわからないため、エイゴエホンをエイゴのまま読んでも、ちっとも集中して聞いてはくれません。でも、このおじさんの真似だと一緒になって、もしくはフライング気味にw、

 

swishy-swashy!

splash-splosh! 

 

と叫んで大喜びで聞いてくれます。

その他のフレーズもよく歌っています。

 

 

物語を読むというより、物語を歌うという発想。

娘は、エイゴがわからないため、エイゴエホンをエイゴのまま読んでも、ちっとも集中して聞いてはくれません。でも、このおじさんの真似だと一緒になって、もしくはフライング気味にw、

 

swishy-swashy!

splash-splosh! 

 

と叫んで大喜びで聞いてくれます。

その他のフレーズもよく歌っています。

 

私自身は擬音語など、どう発音すればいいのかわからないことがよくあるのですが、Youtubeなどの無料の動画サイトに助けられながら、音読練習w

世の中便利になったなぁ~なんて思いながら。

エイゴエホンを子供に読みたいけど、発音に自信がないってお母さんとかいらっしゃったら、この方法、お薦めですよ(^^)お子さんがエイゴの絵本だと最後まで聞けないという方にもいいと思います。

 

小学校の時に、国語の音読が大嫌いでした。

特に音読の宿題がでたりすると、なんで同じ話を何度も何度も読ませるんだろう、本当につまらない。とよく感じてしましたが、まさか大人になって好んでそれをやることになろうとは…人生何が起こるかわかりませんね。(←大げさw)

でも、エイゴエホンの音読(練習)で気が付いたことは、何度も何度も繰り返し読むことで、じわじわと良さがわかってくるものもたくさんあるということ。

 

エイゴエホンを読み始めたことで、新たに気づかされることがたくさんあります。

奥深い絵本の世界。どんどん深みにはまっていきたいw

 

今回は、私がエイゴエホンにはまるきっかけとなった本のお話しでした。

次回は、最初はいまいちだったけど、何度も読んでるうちに、そのかわいさにメロメロパンチをくらった絵本のお話しをしたいと思います。